グラス・カーボン弓の弦は、張りっぱなしでも問題ないのか?
毎日外したほうが長持ちするのか?
気になる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、グラス・カーボン弓の弦の張りっぱなしのメリットとデメリット、毎日外すメリットとデメリット、おすすめの取り扱い方について解説します。
弓道を始めたばかりの人はもちろん、弦の扱い方に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
グラス・カーボン弓の弦を張りっぱなしにする理由と注意点
グラス・カーボン弓を始めて使う方にとって、弦の管理は大きな疑問点の一つです。
「いつまで張ったままで大丈夫なのか」と不安に思うことでしょう。
実は、張りっぱなしでもある程度は問題ありません。
グラス・カーボン弓の弦は張りっぱなしでも問題ないか?
グラス・カーボン弓の弦は、張力が加わった状態が基本です。
素材の特性上、数日から1週間程度なら張ったままでも弦自体に大きな損傷はありません。
ただし、弓の取り扱い次第で弦寿命は左右されます。
張りっぱなしにするメリットとデメリット
張りっぱなしの最大のメリットは、練習や試合前の時間短縮です。
毎回弦を付けなおす手間が省けるため、射手の集中力やコンディション管理にもつながります。
一方で注意しなければならないデメリットがあります。
長期間放置すると弦の磨耗が進み寿命が縮むうえ、弓本体へのダメージリスクも高まります。
張りっぱなしにするときの安全対策
張りっぱなしにするときの安全対策は、使用しないときは弓を弓立に立て掛け、弦が床や他のものに接触しないようにすることです。
また温度や湿度にも注意し、必要に応じて専用の潤滑剤を弦に塗布します。
適切な措置を講じることで、弦の使用寿命を大幅に延ばすことができます。
最後に、1週間以上放置する場合は外すことをおすすめします。
計画的な弦の管理が長持ちの秘訣です。
グラス・カーボン弓の弦を毎日外す理由と注意点
グラス・カーボン弓の弦の管理では、「毎日外すべきか」も重要なポイントです。
面倒だと感じる方が多いかもしれませんが、実際には長持ちにつながる側面があります。
毎日外すことで弦が長持ちするか?
毎日外すことで、弦と弓の摩擦や汚れを防ぐ効果があります。
特に汗や指紋などの付着による弦へのダメージを軽減できます。
一定の休憩を与える意味でも大切な習慣です。
外すメリットとデメリット
メリットは上記の通り、寿命を延ばすことです。
デメリットは手間と時間のかかる点でしょう。
慣れれば5分以内で外し入れできますが、万全なコンディションにするには10~15分必要です。
外すときの正しい方法とコツ
外し方のコツは、両端のループをつまみながら徐々に弛めること。
無理矢理引っ張ると弦を傷めます。
差し込むシーヴの汚れもチェックしましょう。
こまめなメンテナンスが弦の長持ちにつながります。
グラス・カーボン弓の弦のおすすめの取り扱い方
グラス・カーボン弓を上手く使いこなすには、弦の取り扱いが肝心です。
特に新品の弦の扱い方や交換のタイミングなど、知っておくべきポイントがあります。
新品の弦はどうすればいいか?
新品の弦は数回の試射をして馴染ませる必要があります。
徐々に張力を上げ、10~15回ほどゆっくりと全引き全開きを繰り返します。
コンディションが安定して初めて本番使用できます。
弦の交換時期とサイン
弦の磨耗で太さが0.1mm程度減ると交換時期です。
セットポイントがずれたり、張力感が明らかに違う場合も要チェック。
試合前の交換をおすすめします。
弦の種類と選び方
弦の太さや素材は、使用目的や個人の使用感に合わせて選びましょう。
参考にする要素は強度や反発力、耐久性などです。
グラス・カーボン弓の魅力を最大限に引き出すには、弦の適切な管理が欠かせません。
ぜひレベルに合わせた弦を見つけて、長く使いこなしてください。
まとめ
グラス・カーボン弓の弦は、張りっぱなしにするか毎日外すかは、人によって好みが分かれるところです。
張りっぱなしにするメリットは、弦の張り替えの手間が省ける、弦の弾力が安定する、弦の伸びが少ないことです。
デメリットは、弦の劣化が早まる、弦が切れる可能性がある、弓の保管場所に注意が必要なことが挙げられます。
毎日外すメリットは、弦の劣化を防げる、弦が切れるリスクを減らす、弓の保管場所を気にしなくてよいことです。
デメリットは、弦の張り替えの手間がかかる、弦の弾力が安定しない、弦の伸びが大きくなることです。
おすすめの取り扱い方としては、弦の劣化を防ぐために、毎日外すのがよいでしょう。
ただし、弦の張り替えの手間や、弾力の安定性などを考慮して、張りっぱなしにするのも一つの方法です。
どちらの取り扱い方にするにしても、弦の劣化や切れを防ぐためには、適切な保管方法を心がけることが大切です。
自分の使い方や好みに合わせて、弦の取り扱い方を検討してみてください。